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働く人のココロを鍛える コンディショニング術

「NO」と言えない自分から上手に脱却する方法

鉄則12:自分を優先し、他者にも配慮する「アサーション」を身につける

 渡部 卓=帝京平成大学現代ライフ学部教授、ライフバランスマネジメント研究所代表

Mさん(25歳・精密機器メーカー勤務)
上司や先輩に新しい仕事や雑務を頼まれると、自分の仕事で手一杯なときでも断れず、仕事もストレスも溜まる一方。どうしたら断れるようになるだろう。

「NO」と言えない悩みを抱えていませんか?(©studiostocks-123rf)

 断りたいことがあっても「NO」と言えない、自分の気持ちをはっきり伝えられずに抑えてしまう。その結果、感情と行動に矛盾が生じて、自己嫌悪に陥ったり、ストレスが溜まったりしてしまう…。そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

 なかなか「NO」と言えない背景には、断ると相手を傷つけてしまうかもしれない、断ることで人間関係が悪くなってしまうかもしれないといった不安があります。

 私自身も会社員時代は、上司や同僚、取引先などに気兼ねして、「NO」と言えず、周囲に同調して無難にやり過ごすことがありました。しかし、米国の企業で働くうちに、さまざまな場面で「あなたはどう思う?」と意見を求められることで、次第に鍛えられ、自分の考えや気持ちをはっきりと伝えられるようになっていきました。

「断る」「伝える」ためには小さなトレーニングを積み重ねる

 海外では、ビジネスの場で相手の要求を断ったり自分の要求が断られたりしても、良い意味でドライなので、その後の人間関係に影響することはまずありません。経験としてそれが分かってくると、気兼ねなく断ったり、反対意見や懸念を伝えたりできるようになってきます。ですからまずは、「断る」「伝える」という小さな経験を積み重ねていきましょう

 私は企業研修や大学の講義などで、そうした「断る」「伝える」体験をするためのワークショップを実施することがあります。例えば、こんな体験です。

  • 講義中に、受講者の1人にわざとボールペンをカチカチと鳴らして気が散る状況を作ってもらい、ほかの受講者に注意させる。
  • 食堂の列に見立てて受講者に行列を作ってもらい、そこへ横入りした別の受講者に対し、ちゃんと列の後ろに並ぶように促す。

 「そんなことは簡単だろう」と思われる人も多いでしょう。でも、実際にやってみると、シミュレーションだと分かっていても、なかなか言い出せない人も少なくないのです。そうした人でも、練習をしていくうちに、だんだんと注意できるようになっていきます。

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