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エナジードリンクを飲んだ後の血圧上昇に要注意!

原因はカフェインや興奮性成分の大量摂取か

 大西淳子=医学ジャーナリスト

エナジードリンクのカフェイン含有量は商品によりさまざま。購入前にしっかりチェックしよう。(©Pinnacle Animates-123rf)

 エナジードリンクや栄養ドリンクを飲んで今日も頑張ろう、と思った血圧高めな方、缶や瓶のラベルを確認してみてください。カフェインや興奮性成分がたくさん含まれていませんか。

 エナジードリンク市場は拡大を続けており、ビジュアルに力を入れた新製品が次々と発売されています。しかし海外では、エナジードリンクを飲んだ人が死亡を含む重い循環器疾患を発症したという報告が複数あります。カフェインや他の興奮性成分が、そうした被害の原因ではないかと考えられています。

飲んだ直後に血中のカフェイン濃度や血圧が上昇

 今回ご紹介するのは、米国メイヨークリニックのAnna Svatikova氏らが、米国医師会が発行するJAMA(The Journal of the American Medical Association)誌2015年11月17日号に報告した論文です。

 Svatikova氏らは、18歳以上で、喫煙習慣がなく、医薬品を使用していない健康なボランティア25人(男性が14人、平均年齢29歳、BMI〔体格指数〕の平均は25)を対象に、エナジードリンクが循環器に及ぼす影響を調べました。

 実験に用いたエナジードリンクは、日本でも販売されているRockstar社の「Rockstar」です。1本の容量は日本の市販品より多く、480mLでした。1本にカフェイン240mgと、興奮性に影響する他の成分(タウリン2000mg、ガラナ種子エキス、高麗人参エキス、マリアアザミエキス)を含んでいます(*1)。比較対象として準備した飲料(対照飲料)は、Rockstarと同様の栄養成分を含み、味と舌触り、色はRockstarと同様ですが、カフェインや興奮性成分は含まない飲料です。

 被験者には、検査日の24時間前からカフェインとアルコールを摂取しないよう求め、空腹状態で、Rockstar1本、または対照飲料を5分以内に飲みきるよう指示しました。それから最大で2週間あけて、最初に飲んだ飲料ではないほうの飲料を飲むよう指示しました。

 飲料摂取前と摂取の30分後に、血液中のカフェインとノルエピネフリン(*2)濃度、血圧、心拍数などを測定しました。両方のドリンクを飲み、測定値が得られた24人を分析対象にしました。

*1 米国の製品であるため含有成分や含有量は日本で販売されている同ブランドの商品とは異なる。例えば、日本では「タウリン」は栄養ドリンク(医薬部外品)には含まれるが、エナジードリンク(清涼飲料水や炭酸飲料)に含有させることはできない。
*2 ノルアドレナリンとも呼ばれる。精神的、肉体的なストレスに直面したときに分泌され、血圧や心拍数などを上昇させる。

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