日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

コラム

話題の論文 拾い読み!

辛いものを食べる人ほど死亡リスクが低い

生の唐辛子だとさらにリスクが減少

 大西淳子=医学ジャーナリスト

 唐辛子を含む辛い食べ物は、なんとなく体に良い気がしますが、それを実証する研究が中国で行われました。50万人近い中国人男女を対象としたこの研究で、辛いものを食べる頻度が高い人の死亡リスクは、辛いものをほとんど食べない人より10%以上低いことが明らかになりました。がんによる死亡、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患による死亡、呼吸器疾患による死亡のリスクも、辛いものをよく食べる人では低いことが分かりました。

辛いものの摂取頻度と死亡リスクに逆相関関係

中国で最も多く消費されているスパイスは唐辛子。(©moaphotography-123rf)

 世界的に、スパイスが健康にもたらす利益に対する関心が高まっています。一部のスパイスには、特定の病気にかかるリスクを下げる効果や、腸内細菌叢(ヒトの腸内に常在する多種多様な細菌が形成する生態系)を整えるといった効能があると考えられています。

 今回、中国University Health Science CenterのJun Lv氏らは、中国人を対象に、辛い料理の日常的な摂取と死亡の関係を調べることにしました。対象になったのは、地理的に多様な、中国国内の10地域に住む、がん、心臓病、脳卒中ではない、30~79歳の男性19万9293人と女性28万8082人です。

 最初に辛い食べ物の摂取頻度を尋ね、それから約7.2年間、死亡や病気の発症状況を追跡しました。追跡期間中に、男性1万1820人と女性8404人が死亡しました。

 辛い食べ物を食べる頻度によって対象者を層別化し、それぞれのグループの死亡率を求めたところ、辛い料理を食べる頻度が週1日未満の人々に比べ、週に1~2日、週に3~5日、週に6~7日と頻度が高まるにつれて死亡率は低下し、摂取頻度と死亡リスクの間には逆相関関係が見られました。辛いものを食べる頻度が週1日未満の人と比較すると、週に1~2日食べる人の死亡リスクは10%低く、週に3~5日食べる集団と、週に6~7日食べる集団はいずれも、週1日未満の人よりも死亡リスクが14%低いことがわかりました。この現象は男性、女性の両方に見られました。

続きは日経Gooday会員に登録するとすぐご覧いただけます。

期間限定 日経Gooday マイドクター 最大2カ月無料キャンペーン! 2017年4月1日~5月31日

マイドクターで相談!

24h、健康相談と医療機関の案内

メンタルヘルス相談(時間制限あり)

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について