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地中海食にオリーブオイルかナッツを加えて認知症予防

抗酸化物質を豊富に摂取することで認知機能に好影響か

 大西淳子=医学ジャーナリスト

 加齢に伴って認知機能が低下することは知られています。抗酸化作用のある食品を積極的に食べ、血管の健康を維持すれば、認知機能の低下を遅らせることができるのではないか、と考えられていますが、臨床試験を行ってこの仮説が正しいことを示した人はいませんでした。

抗酸化物質を豊富に含む地中海食にさらにオリーブオイルかナッツを追加

地中海食の中心は、野菜、果物、豆、精製度の低い穀類、魚、オリーブオイル、適量の赤ワイン。(©George Tsartsianidis-123rf)

 そこでスペインの研究者たちは、抗酸化物質を豊富に摂取でき、循環器疾患を予防する効果があるといわれる「地中海食」に、さらにエキストラバージンオリーブオイルまたはミックスナッツという、抗酸化作用が高い食品を追加して食べれば、加齢に伴う認知機能の低下が防げる、または、認知機能が向上するのではないかと考えました。

 地中海食(地中海式食事)とは、地中海沿岸に住む人々が伝統的に食べてきた食事を指します。獣肉や動物性脂肪の摂取は控えめにし、野菜、果物、豆、精製度の低い穀類、魚、オリーブオイルを毎日積極的に摂取して、適量の赤ワインを飲むといった食生活が、典型的な地中海式の食事といえるでしょう。こうした食スタイルは、地中海式ダイエットなどとしても知られています。

 研究者たちは、バルセロナ在住の55~80歳の男性と60~80歳の女性の中から、循環器疾患のリスクが高く、認知機能は正常な447人(233人が女性で、平均年齢は66.9歳)を選んで、2003年10月1日から2009年12月31日まで、臨床試験を行いました。

 参加者を、(1)エキストラバージンオリーブオイル(1週間に1L)を加えた地中海食(オリーブオイル群、155人)、(2)ミックスナッツ(1日30g)を加えた地中海食(ナッツ群、147人)、(3)脂肪の摂取を減らすためのアドバイスのみを与える群(対照群、145人)のいずれかにランダムに割り付けました。摂取熱量(カロリー)は制限せず、運動に関する指示も与えませんでした。

 全員に対して、割り付けられた食事を開始する前と試験終了時に、幅広い認知機能を評価する9通りのテストを行い、結果に基づいて、経時的な認知機能の変化の程度を比較しました。

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