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“筋肉博士”石井直方のやさしい筋肉学

中高年の筋トレは、負担の少ない「スロートレーニング」がいい?

第62回 「筋肉学」を現場で活用する(2)

 コーチング・クリニック(ベースボール・マガジン社)

追い込み型のトレーニングで身体がさらに成長する可能性も

 回数で追い込むトレーニングをすると、代謝物受容反射などが起こり、成長ホルモンの分泌もよくなるので、さらに身長が伸びるかもしれません。

 激しいトレーニングが求められるスポーツ選手でなければ、その時期にスロートレーニングに取り組んでもいいでしょう。スロートレーニングも内分泌系の働きを活性化させるので、同じく身体の成長を促進させる効果が期待できます。

 ちなみにスロートレーニングは、小学生から取り入れても問題ありません。小さい頃からハードなトレーニングはできないと思いますので、朝礼前にスロースクワットを毎日10 回行う程度でもいいでしょう。それだけでも足腰の使い方が安定してくるはずです。

 そして高学年になって身体が慣れてきたら、無理のない程度に少しずつ回数を増やし、筋肉の疲労感を経験させるのがよいでしょう。そうしたトレーニングを味わっておくことで、成長期後の本格的なトレーニングの下地ができ上がっていくからです。

 成長期までは「低強度・高回数(あるいはスロートレーニング)」。成長期を過ぎたら「高強度・低回数(あるいはオーソドックスな中~高強度)」。中高年になったら負担の少ない「スロートレーニング」――それが成長に応じた効果的なトレーニングといえるかもしれません。

成長期までは「低強度・高回数」。
成長期を過ぎたら「中~高強度・低回数」。
中高年になったら「スロートレーニング」。


(構成:本島燈家)

石井直方(いしい なおかた)さん
東京大学教授
石井直方さん 1955年、東京都出身。東京大学理学部卒業。同大学大学院博士課程修了。東京大学教授(運動生理学、トレーニング科学)。理学博士。力学的環境に対する骨格筋の適応のメカニズム、及びその応用としてのレジスタンストレーニングの方法論、健康や老化防止などについて研究している。日本随一の筋肉博士としてテレビ番組や雑誌でも活躍。著書は『筋肉まるわかり大事典』『トレーニング・メソッド』(ともに小社刊)、『一生太らない体のつくり方』(エクスナレッジ)など多数。
“筋肉博士”石井直方先生の連載が1冊になって好評発売中!
『石井直方の筋肉の科学 ハンディ版』
A5判並製、272ページ、1400円+税 発行/ベースボール・マガジン社

 日経Goodayのサイトでご紹介している「“筋肉博士”石井直方のやさしい筋肉学」の連載が本になりました。

 筋肉の基本的な仕組みから、理想的なトレーニング方法まで、専門的に解説。

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この記事は、ベースボール・マガジン社「コーチング・クリニック」からの転載です。
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