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“筋肉博士”石井直方のやさしい筋肉学

自分の“筋力の全貌”を把握するのに適した測定法とは

第37回 等速性筋力と等張力性短縮速度の測定

 コーチング・クリニック(ベースボール・マガジン社)

“筋肉博士”石井直方先生(東京大学教授)が、筋肉のメカニズムや機能を毎回わかりやすく解説していきます。今回は、「等速性筋力」と「等張力性短縮速度」の2つの測定について紹介します。自分の“筋力の全貌”を把握するには、等張力性短縮速度を測るのがベストなのですが、この測定方法は非常に難しいという問題があります。

等速性筋力の測定により詳細なトレーニング分析が可能だが…

今回は「等速性筋力」と「等張力性短縮速度」の2つの測定について紹介する。(©peogeo-123rf)
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 前回までは1RM筋力、等尺性随意最大筋力の測定について説明してきました。今回は等速性筋力の測定、等張力性短縮速度の測定の2つについて述べていきます。

 まず等速性筋力は、いろいろな速度で動いているものに対して発揮された筋力、あるいは動作速度を変えたときの筋力の変化などを測定する際に有効です。コンセントリック(短縮性収縮)、エキセントリック(伸張性収縮)、すなわち負荷を上げる方向、負荷を下げる方向など、それぞれの状況における筋力の変化を知ることができるため、1RM筋力や等尺性随意最大筋力の測定と比べ、より詳細な筋力の分析が可能となります。しかも、等速性筋力のなかには速度がゼロの状態、つまりアイソメトリック(等尺性収縮)も含まれるので、前回の等尺性随意最大筋力の測定もできることになります。

 このような利点のある等速性筋力ですが、測定が難しいことが欠点といえます。「バイオデックス」「コントレックス」「サイベックス」といった簡単に測定できる等速性筋力計もありますが、いずれも非常に高価で、リハビリテーション用の装置として、病院などの限られた場所にしか設置されていないのが現状です。

 また、それらの装置を使った測定は、つい最近まで肘の屈曲や膝の伸展といった単関節動作に限られていました。過去に蓄積されてきた等速性筋力のデータも、ほとんどが単関節動作のもの。複合関節動作、つまり日常動作やスポーツ動作に近い条件での筋力測定ができないことも、等速性筋力のマイナス要素でした。

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