日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

コラム

幸福薬局・幸井俊高の しあわせ漢方

過敏性腸症候群に効く漢方

「肝」と「脾」のバランスを調えて機能を強化する

 幸井俊高=薬石花房 幸福薬局代表・薬剤師

ストレスや緊張、プレッシャーなどから、お腹の調子が乱れることは誰にでもありますが、下痢や便秘が続くと健康的な毎日を送れません。「便通の異常などを引き起こす過敏性腸症候群に対して、漢方薬ではストレスへの耐性を高め、胃腸の機能を調えて症状を改善していきます」と幸福薬局の薬剤師、幸井俊高さんは話します。

Aさん(男性、35歳)
「ストレスや緊張でお腹が痛くなり、よく下痢をします。電車の中や会議中など、いつ便意を催すかわからないので不安です。休日は急な便意も下痢も起こしませんし、普通の便です」

 Aさんは、大学受験のときにプレッシャーから、頻繁に下痢をするようになったといいます。就職してからも、通勤電車の中で急に腹痛に襲われることが多く、便意を我慢できずに途中下車して駅のトイレに駆け込むことがしばしばあると話していました。

 休日も、寝ている間も、腹痛は起こらないようです。舌は白っぽくてぽってりと大きく、べっとりとした白い舌苔が付着しています。

 Aさんのような症状は西洋医学では、過敏性腸症候群(IBS)と診断されることが多く、その原因は腸の運動を司る自律神経系の異常や、精神的なストレス、不安、過度の緊張などがかかわっていると考えられています。また、暴飲暴食やアルコール類の飲み過ぎ、喫煙、不規則な生活、過労なども加担しているといわれています。

 症状によって、下痢型、便秘型、ガス型、交替型(不安定型)、分泌型などに分類されます。なかでも、交替型は下痢と便秘を繰り返す、分泌型は強い腹痛の後に粘液が混じった便が排泄されるつらいタイプです。

 

原因は肝(かん)と脾(ひ)の不調にある

過敏性腸症候群は、腸、主に大腸の運動や分泌の機能異常により生じる病気の総称です。(©Ljupco Smokovski-123rf)

 「快食、快眠、快便」は健康のバロメーターだとよくいわれます。おいしく食べて、ぐっすり寝て、すっきり排便できていれば、まずは健康だといえるでしょう。毎日、朝の目覚めがさわやかで、3度の食事の前にはちゃんとお腹が空き、健康的な便がスキッと出てくれれば、体調だけでなく、気分も爽快なものです。

 ところが腸の調子がよくないと、慢性的に下痢が続いたり、便秘でコロコロとしたウサギの糞のような便しか出なかったり、あるいはガスがたまって下腹がパンパンに張ってしまったりと、排便の悩みが付きまといます。

 過敏性腸症候群は、検査をしても特定の異常は見つかりませんが、前述のような便通や下腹部に関する不調が現れます。「通勤や通学の途中でお腹が痛くなって途中下車」「いつ下痢に襲われるか心配で急行電車に乗れない」「会議中や授業中にお腹が痛くなる」など、学業や仕事に支障をきたすことも少なくありません。

続きは日経Goodayマイドクター会員(有料)に登録するとすぐご覧いただけます。

期間限定 日経Gooday マイドクター 最大2カ月無料キャンペーン! 2017年4月1日~5月31日

マイドクターで相談!

24h、健康相談と医療機関の案内

メンタルヘルス相談(時間制限あり)

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について