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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

ダイエット飲料入りカクテルってアブナイ!?

アルコールの吸収が速いと悪酔いの原因にも

 大西睦子

食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。最近ではカロリーオフのダイエット飲料をカクテルに使う人も増えているようですが、今回はそんなダイエット飲料、具体的には人工甘味料を使ったドリンク入りカクテルについて解説します。

ダイエット飲料を使ったカクテルでカロリーオフに?

カクテルのアルコール吸収率は砂糖の濃度によって変わる。(©abdulsatarid/123RF.com)

 仕事の仲間や友人たちと、おいしいお酒や料理を囲んで談笑するのは楽しいことですが、飲み過ぎ、食べ過ぎてしまうと、体調が悪くなったり体重が増えたりといったことになりかねません。

 そんなこともあって、せめてお酒のカロリーを少しでも下げようと、ダイエット飲料、つまり人工甘味料を使用した飲料とアルコールを混ぜたカクテルを利用されている方もいるのではないでしょうか?

 確かにカロリーは下がるかもしれません。でもダイエット飲料カクテルのアルコール吸収率を、考えたことはありますか?

 “空きっ腹に酒”、つまり空腹の状態でアルコールを飲むと吸収が早く酔いやすい、という話はよく聞きますよね。20年以上前の研究で、アルコールを流動食、もしくは固形食とともに摂取した場合、前者はアルコールが速く吸収され、後者はゆっくり吸収されると報告されました。つまり胃から液体の内容物が排出される速度が、アルコールの吸収の早さを決める主な要因と考えられているのです。

■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Relationships between gastric emptying of solid and caloric liquid meals and alcohol absorption.
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