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医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

スムージーってヘルシー? それとも不健康?

アイスやチョコを含む不健康なスムージーには要注意

 大西睦子

食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療に関するさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。
今回は人気が続くスムージーについて解説します。

ジュースとスムージーは何が違う?

どんなスムージーも体に良いとは限らない?(©Tatjana Baibakova/123RF.com)

 スムージー、ボストンでも大人気です。多くの友人が自宅のブレンダー(ミキサー)でオリジナルレシピのスムージーを楽しんでいます。

 ところでスムージーというと「グリーンスムージー」に代表されるように、健康に良いイメージがあるかもしれませんが、レシピによっては健康に良くないものもあり、実にさまざまです。今回は、よりヘルシーなスムージーの利用の仕方を解説したいと思います。

 ところで、ジュースとスムージーの違いって何でしょうか?

 ジュースは、果物、野菜などの汁で、ビタミンやミネラルを含みますが、食物繊維が残っていません。一方、果物や野菜まるごとブレンダーで混ぜ合わせたスムージーは、食物繊維が豊富に含まれています。つまり、スムージーは、ストローで飲んでいても液体ではなく、液状になった食べ物です。また、スムージーに含まれる食物繊維の構造は、混ぜ合わせる段階で少し壊れますので、果物や野菜そのものより消化しやすくなります。

 実は昔の栄養学では食物繊維は必要な栄養素まで体外に出してしまうので、長い間「食べ物のカス」などと呼ばれ、役に立たないものと認識されていました。ところが栄養学が発展し、食物繊維には心臓病、憩室炎(けいしつえん。通常結腸に起こる、1つ以上の風船状の袋=憩室に炎症や感染症が起きた状態のことを指す)、便秘や2型糖尿病のリスクを低下させる重要な働きがあることが分かったのです。

 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」(医歯薬出版)では、1日あたり食物繊維摂取の目標量を、18歳以上の男性は19g以上、女性17g以上としています。日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年代には1日20gを超えていましたが、食生活の欧米化などに伴い食物繊維の摂取量が減り、今では1日約5~6gも足りないと言われています。特に10~40代で摂取がかなり少ないのが問題になっています。

■参考文献
医歯薬出版「日本人の食事摂取基準(2010年版)

 その点、スムージーをうまく利用すれば、おいしく食物繊維が摂取できるわけです。

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