日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

お知らせ

コラム

有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 イチロー選手に学ぶ「ルーティン」の効用

自分のベストルーティンを探して、ベストパフォーマンスを発揮しよう

 有森裕子=元マラソンランナー

五輪マラソンメダリストの有森裕子さんが、トップアスリートならではの深いランニング知識を基に、楽しく長く走り続けるためのコツをお届けする本連載。今回は、トップアスリートの「強さの秘密」としてしばしば話題に上がる、「ルーティン」について考えてみました。

 暑かった8月も終わり、季節は秋へと移りつつあります。となると、いよいよランニングシーズンの到来です! 全国各地で開催されるマラソン大会に、既に申し込んでいらっしゃる方もいると思います。リオデジャネイロ五輪での日本人選手たちの活躍に感化され、張り切ってトレーニングに励んでいる方も多いのではないでしょうか。

 練習を重ねて出場した本命の大会では、誰もがベストタイムを狙いたいはず。しかし、コツコツとトレーニングを積み重ねても、大会当日にベストな体調で臨むことは、簡単なようで難しい…。そこで今回は、できるだけベストな体調で試合に臨めるような、心身を支える「ルーティンのススメ」についてお話ししたいと思います。

生活をルーティン化することで自分の心身の状態を把握できる

 2016年7月、マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、大リーグ通算3000本安打を達成したことは記憶に新しいと思います。42歳の彼が誰もが認める偉業を達成し、今なお第一線で活躍できている要因の1つに、「愚直なルーティン(習慣)の追求」が挙げられます。

 イチロー選手は日本のオリックス・ブルーウェーブ(現・オリックス・バファローズ)時代から、起床から就寝までの一連の行動がルーティン化されていることで有名です。ルーティンが結果につながる重要性を、誰よりも証明しているアスリートといえるでしょう。

 なぜ生活を「ルーティン化」すると、結果につながりやすくなるのでしょうか。1つは、毎日、規則正しい生活を続ければ、「心身の“ちょっとした違和感”に気付きやすくなる」ことが挙げられます。

 毎日同じ行動や動作をする中で、昨日にはなかった太ももの張りを感じたり、同じ食生活なのにお腹の調子がおかしいと感じたりする。そうしたちょっとした違和感に気付くことができれば、練習量を減らしたり、入念なケアを行ったり、食事の内容を少し変えたりするなどの対応で、肉離れや体調不良などを防ぐことができます。イチロー選手があれだけ走っても、肉離れ1つしないのは、ルーティンのおかげで大きなトラブルを回避しているのだと思います。

ちょっとした違和感に早く気付くことが、ベストコンディションの維持につながる。(© epicstockmedia-123rf)

マイドクターで相談!

24h、健康相談と医療機関の案内

メンタルヘルス相談(時間制限あり)

SNSで最新記事をチェック

RSS

最新記事を週2回お届け!

日経IDがあれば簡単30秒で登録できます。

体の不調・病気が気になる場合は…

病気の予防・治療などの限定記事が読めます。医師などの専門家に相談できます。

アクセスランキング

PR

有料会員限定記事ランキング(現在)

病気/サプリなどを調べる

デイリーコンテンツ

“男”の健康維持

このサイトについて

日本経済新聞社について