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有森裕子の「Coolランニング」

ランナーのマナーがランニングの未来を左右する

歩行者のことを考えて走っていますか?

 有森裕子=元マラソンランナー

東京マラソンの人気などを背景に、ランニング人口は2080万人に増加し、各種スポーツの中でも高い関心を集めています。特に20~40代の男性の参加が多い一方で、アスリートのような走りを性急に求めすぎた結果、故障をしてしまう人も少なくありません。そんな状況に危機感を抱くのは、五輪マラソンメダリストの有森裕子さん。トップアスリートならではの深いランニング知識を基に、楽しく長く走り続けるためのコツをお届けします。

 9月に入り、いよいよマラソンシーズンが始まろうとしています。秋から冬にかけては各地で大会が開催され、既にエントリーされた方は本番に向けて練習されているのではないでしょうか。私も、初めての開催に向けてお手伝いさせていただいている、11月8日の「おかやまマラソン」に出場します。

 引退後、初のフルマラソンの挑戦。少しずつですが練習を再開しています。その進捗は来月にでもご報告できればと思います。過ごしやすくなったとはいえ、兎にも角にも体調管理にはくれぐれもご注意くださいね。

歩行者のことを考えながら走ってる?

 レースを控え、ベテランになるほど自分を追い込むようなハードな練習に取り組む人も多いのではないでしょうか。スピードを上げたり、長い距離を走り込んだりする練習など、真夏は猛暑のためできなかった負荷が高いトレーニングに取り組みたくなる時期です。ケガに気をつけていただきたいのはもちろんですが、もう一点気をつけていただきたいことがあります。それは「マナー」です。

 マナーといってもピンとこない方は多いかと思います。ランニングを語るとき、マナーの問題はなかなか目が届きにくいテーマですが、歩行者に迷惑をかけるような、周囲への気配りが足りないランナーはとても多いように思います。

 ランニングはブームを通り越して、もはやライフスタイルの一部として世の中に定着しつつあります。一般社会には、他人と共存していく上で欠かせない“最低限の常識”があるように、ランニングにおいてもマナーの重要性を皆が意識しなければいけないと感じます。そうでないと、ランニングというライフスタイルは世の中に受け入れられなくなり、廃れていく気がするのです。

 公道や公園など、大勢の人が行き交う場所を走る際の明確なルールがないまま、ランニングが社会現象の一つになってしまったことも、マナーに欠けるランナーが現れた原因ではないでしょうか。大勢の方が楽しく安全に走り続け、それぞれの健康作りへつなげていく文化としてランニングを根付かせるためにも、マナーの問題は優先順位の高いテーマのように私は思います。

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