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有森裕子の「Coolランニング」

有森裕子 平昌五輪と東京マラソン、日本選手の大活躍に拍手!

マラソン男子日本新記録の快走を見せた設楽選手にも注目

 有森裕子=元マラソンランナー

 私自身、バルセロナ五輪(1992年)の銀メダリストとして2度目の五輪(1996年アトランタ五輪)に挑んだ時は、メダルの「色」に対する執着心はなかったものの、「メダルの獲得」は絶対に譲れない目標でした。今回、足のけがを抱えながら連覇を目指した羽生選手が背負った重圧は私にはとうてい想像できませんが、私もかつて「命がけでメダルを狙う」という気持ちで五輪に挑んだので、少しは羽生選手の気持ちが分かる気がしました。だからこそ、極限まで追い詰められた状況下で、決して言い訳をせず、自らを鼓舞して最高の結果を出した羽生選手に、惜しみない拍手を送りたいと思います。

東京マラソンで16年ぶりの日本新記録が誕生!

 さて、2つ目の大きなスポーツニュースは、2月25日に開催された東京マラソン2018でしょう。今回、ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太選手(Honda)が、2時間6分11秒というタイムで準優勝し、実に16年ぶりにマラソン男子の日本記録を塗り替えました。それまでの日本記録は2時間6分16秒で、現在カネボウの監督を務める高岡寿成さんが2002年にマークしたものです。設楽選手だけでなく、上位の選手の記録も良く、全体的にレベルが上がったのもよかったと思います。

東京マラソン2018で日本新記録をマークする快走を見せた設楽悠太選手。(c)日本経済新聞社

 日本新記録を出した功績に対し、日本実業団陸上競技連合から設楽選手に1億円の褒賞金が贈られたことも話題になりました。これはとても夢のある話で、ランナーにとって大きな励みになると思います。

 また、日本陸上競技連盟が、2020年東京五輪の代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(2019年9月以降に開催予定)の出場権獲得に、「東京マラソンを含むいくつかの指定大会で一定の順位とタイムをクリアする」というハードルを設けたことも、選手たちの目標を明確にし、モチベーションを高めたのではないかと思います。

 厳しい練習を積んできたエリートランナーにとって、東京マラソンは高低差をほとんど感じない走りやすいコースでしょうし、今回は雨も降らず、風も弱く、気候条件にも恵まれました。世界のトップランナーやペースメーカーに引っ張ってもらえて、さらに沿道からあれだけの声援を受けながら走ることができれば、苦しい時の後押しにもなったと思います。今回の東京マラソンは、日本記録を出すための環境が整えられた大会だったと言ってもいいでしょう。

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